グルテンが一切入っていないということです。グルテンとは麦、大麦(麦芽)、小麦、ライ麦や、関連製品等に含まれるたんぱく質の一種です。グルテンフリーダイエットは基本的にグルテンによって起こる障害、セリアック病やグルテンに敏感な症状、機能障害、疱疹状皮膚炎、麦アレルギーの人に行われている医学的な食事法です。最近、日本では普通のダイエットとしても人気です。またスポーツ選手など、グルテンを減らすことによる効果を得ている人も出てきているようです。

大豆、大豆の成分は一切入っていないということです。大豆は子供のアレルギーの一つで、１０歳までには治る子が多いということです。豆腐、枝豆、みそ、ゆば、醤油など様々な食品に使われています。大豆のたんぱく質は良質で、他にもシアニン、リボフラビン、鉄分、カルシウム、ビタミンB6等々の栄養素が含まれています。

ピーナッツ、またはその成分が入っていないということです。ピーナッツアレルギーは、とてもよくあるアレルギーで、非常に重篤な状態やアレルギー反応を起こします。ピーナッツは地下で育ち、豆類の仲間です。他のナッツ類とは区別しますが、もしピーナッツでアレルギーがある場合は、他の豆類（大豆等）でアレルギーになることは少ないと言えます。

卵、又は卵の成分を含んでいないということです。卵は子供によく見られるアレルギーで、卵、又は卵を含む食品を食べてから数分、または数時間で起こります。症状は様々で、軽いものから重篤なものまであり、皮膚のかゆみ、鼻づまり、嘔吐や消化のトラブルなどもあります。卵黄と卵白の両方にたんぱく質がありますが、卵白でアレルギーを起こすのが多いようです。乳幼児では母親が卵を食べた後に母乳を与えたるとアレルギー反応を起こすことがあります。

甲殻類、又はその成分が全く入っていないということです。甲殻類には2種類あり、甲殻類（エビ、かに、ロブスター等）と軟体動物（貝、ムール貝、オイスター（牡蠣）、貝柱等）があります。甲殻類に対するアレルギー反応の方がひどいことが多く、もしある種の甲殻類にアレルギーがある場合でも、他の種類のものは大丈夫な場合があります。ただ甲殻類にアレルギーがある人は他の種類にもアレルギー反応を起こす場合が多いようです。ですから、甲殻類にアレルギーがある人は食べるのを避けることが重要です。また触ったり、魚を売っている市場に行ったり、料理をしているような場所を行かないことです。

MSGが使われていないということです。MSGとは、モノソディウムグルタミン酸と呼ばれ、グルタミン酸の塩分で、人工的に作られた不必要なアミノ酸です。旨みとよばれて、味を良くするために産業用に使われています。元々は１９０８年に日本人の化学者が昆布から抽出して作ったものですが、現在はでんぷん、サトウキビや砂糖芋、糖蜜などから人工的に発酵して作られています。MSGを多く取りすぎると、頭痛、気分が悪くなる、胸が押し付けられるような感じや、首の後ろが燃えるように感じたり、吐き気、発汗などを様々な症状を訴える人がいます。現在は基本的には安全であるという見解が出ていますが、沢山の人が症状を訴えることが多いようです。

コレステロール、又はコレステロールの成分が入っていないということです。コレステロールとは、ねっとりとした脂肪のような物で、体内の各細胞に含まれています。体はホルモン、ビタミンDや食物を消化する成分を作るコレステロールが必要です。コレステロールは、リポたんぱく質として血中に流れ、外側は脂肪、内側にたんぱく質という形をしています。二種類のコレステロールがあり、低密度（LDL 悪玉コレステロール）と高密度（HDL 善玉コレステロール）で両方のコレステロールをバランス良くすることが大切です。悪玉コレステロールは血管に貯まりやすく、詰まらせます。善玉コレステロールは体の他の部分からのコレステロールを肝臓に運び、きれいにろ過させます。

トランス脂肪酸を使っていないということです。トランス脂肪酸には2種類あり、自然に生成されるものと人工的に生成されたもので、自然のものには動物からで（ミルクや各種肉等）わずかな量が含まれています。人工的に生成されたものは野菜からとれる油に水素を加えたもので、強くしっかりとした油にしています。この水素を混ぜた油は簡単に安価で生成でき、長く使用でき、また味や口当たりを良くします。なので、多くのレストランや、ファーストフードの揚げ物などに使われています。このトランス脂肪酸はLDL悪玉コレステロールを増やし、HDL善玉コレステロールを減らします。トランス脂肪酸は心臓病や脳卒中のリスクを増やしたり、糖尿病のリスクも上がります。

ここでいう、たんぱく質豊富というのは、通常の食品よりは多く含まれ、脂肪燃焼効果があると考えられます。たんぱく質を多く摂取するのは、ボディービルダーや栄養士に使われ、脂肪を燃焼して、筋肉をつけるのに使われています。ただし、長期間、大量に取りすぎて（一日２００g以上）、他の栄養素（脂肪や炭水化物）を取らないと、ウサギの飢餓（極端に脂肪が少なくなる）と呼ばれ、代謝の乱れや、死に至るような場合があります。またはっきりとはしていませんが、ある一定の量を長期間取り続けると、腎臓に負担をかけ、慢性的な腎臓ダメージを起こすとも言われています。

防腐剤、又は食品添加物が一切入っていないということです。防腐剤は食物、飲料、薬品、ペイント、化粧品、木や他の沢山の物に化学変化を防いだり、微生物が増加するのを防ぐのに使われています。アメリカでは食物からの病気が多いと発表されています。すぐ食べれてフレッシュな食品を販売している業者には新しい試みが必要とされています。人工防腐剤は長期間フレッシュさを保つ反面、副作用もあります。亜硝酸塩は肉、ハム、ソーセージ、ベーコン等をボツリヌス菌から守り、バクテリアのバランスを保ちますが、たんぱく質と反応して、強火で料理した時に変化し、癌の原因になると言われており、他にも長期保存料としてよく使われる安息香酸塩はビタミンＣと反応し、製造者は避けようとしていますが、高血圧の原因になるということです。　食品添加物は食品に味を追加したり、よくしたり、見た目や質を良くすると言われていますが、癌や、高血圧の原因と言われています。

人工食材を全く使用していないということです。人工食材は栄養素、人工色、人工フレーバーなど実際にある食材に似せたり、栄養素を追加させたり、いろんな目的で使用されています。欧米各国で安全基準に従い、許可されたものが使用されています。ハイパー（多動性）との関係が取りざたされていますが、ADHDにかかわる証拠はわかっていません。自然の食品添加物でも同様に害がある、又はアレルギー反応が起こる人があると考えられています。例えば、発がん性がある事がわかるまで、サフロールはルートビアの味として使用されていました。

乳製品や成分は一切使用していないということです。乳製品は哺乳類（牛、ヤギ、羊や、ラクダなど）からのミルクで、バター、チーズ、ヨーグルト、サワークリーム、アイスクリーム等、乳製品を混ぜて作った食品すべてを指します。

コーン、又はコーンの成分が含まれていないということです。トウモロコシのアレルギーは、食べたり、コーンが入っている食事や又コーンの花粉に触れるだけで、敏感になり、過剰反応してしまいます。症状としては、肌のかゆみや腫物、吐き気、胃の痛み、消化不良、嘔吐、下痢や鼻づまりや鼻水などで、呼吸困難などはまれにあるようです。

製品に含まれている血糖指数が低いということです。参考までに血糖指数を低く抑える食事法があり、グルコースが血中に回るのを最小限に抑える食事をとる方法です。食事で炭水化物を取った後の血糖指数（GI）と血糖負荷の量（GL）が目安となります。グルコースは体の重要なエネルギー源で、脳、筋肉や体の器官や内臓を動かす燃料となり、低血糖指数の食事は血中の糖分やインシュリンのレベルを低くさせ、消化吸収をゆっくりとさせます。白いパンやパスタから穀物類へ、朝ごはんもシリアルからオーツ（麦）、ブランや大麦に、料理もフルーツや野菜を足し、ジャガイモを減らすなどします。質の高いカロリーから体重減少が見られるという調査結果が出ています。また糖尿病や血糖値を抑えたい人に有効です。低血糖指数の食物としては、脂肪、たんぱく質、ファイバーを含むもの、穀物、加工処理のないでんぷん、豆類、野菜、果物と乳製品で、血糖指数が高いものは加工した穀物、人工の砂糖などです。

果糖が一切入っていないということです。果糖は果物、野菜や蜂蜜などに自然に含まれています。ここでいう、果糖とは人工的にキャンディー、ソフトドリンク、アイスクリームやダイエット食品等に使われているものです。果糖は湿気を吸収して、焼き菓子などが古く味が落ちるのを防いでくれます。果物やフルーツジュースで高果糖が入っているものは、おなら、お腹の膨張や痛み、下痢などを引き起こします。また一日２０ｇでも慢性的な病気の元になり、食欲がおかしくなると言われています。　HFCS -高果糖コーンシロップについて：高果糖コーンシロップはソフトドリンク、缶詰の食品、焼き菓子、冷凍食品のような出来上がりの食品等などに入っていて、トウモロコシのでんぷんから抽出されて作られおり、テーブルで使う砂糖と同じ濃度を持っています。少しの量でも吸収不良や腸の不調を引き起こします。また普通の砂糖と同様、肥満などの健康上の問題になっています。砂糖が更に追加されたソフトドリンクは体重増加（肥満）の引き金になります。

カセインが含まれていないということです。カセインは哺乳類のミルクやチーズに含まれるたんぱく質の一種で、８０％が牛乳から、２０%から４５％が人の母乳にあります。カセインはいろんな物に使用されており、主にチーズの生成用、食品添加物や、安全に物をくっつける作用にと様々です。産業用としては、カセインペイントは早く乾き、水に溶けやすいのでアーティストに使われたり、木工用の接着剤（飛行機にも使用されています）など。チーズは牛、野牛、やぎ、羊のミルクから様々なたんぱく質と脂肪が含まれており、製造過程で昔は小牛の胃を使っていたものが、最近では遺伝子組み換えの微生物を使っていることが多いようです。又、プラスチックやファイバー、たんぱく質のサプリメント、医療用にも使われています。自閉症の子供にもカセインフリーダイエット（グルテンフリーと合わせて）を行うことが多いのですが、まだはっきりと関係性は確認されていません。

コーシャ―とはカシュラットと言うユダヤ教の法律で、食べてよいとされている食品で、食品のコンビネーションやある食品は認められていません。コーシャ―は３種類に分類され、肉（コーシャ―ミート：蹄が割れていて、何度も租借を繰り返す、牛、羊とやぎ、コーシャ―鳥：鶏、コーンウォール鳥、アヒル、ガチョウ、七面鳥）で、ショーセットと呼ばれる人にきちんと殺処分されて、血がないように検査されたものをいいます。　２番目は乳製品で、コーシャ―の動物（上記に示した）のミルクより生成されたバター、ヨーグルト、チーズなどすべてです。３番目はパレブという、上記の（肉、乳製品以外、野菜、魚等）のものに分けられます。